アーユルヴェーダの本場は?

《インド?スリランカ?その真偽》

近代、化学や研究技術なとの発展で抗生物質などの使用によって現代医学は急速に発展しました。

現代医学が流布される以前は、各地域に伝承されて来た土着の治療法で施されて来ました。

アーユルヴェーダの本場はスリランカとスリランカ式アーユルヴェーダを普及している業者がネット上に書いているのを見ると、いくらビジネスのためとは言え歴史と真実を歪曲するのはどんなものなのか?と考えてしまいます。アーユルヴェーダの古典は古代インドの言語サンスクリット語で記されていることだけでもその真偽は解ることですが、、

世界の通例でアーユルヴェーダの発祥と本場はインドですが、インド人の中でアーユルヴェーダの医師は”マリヤーリー”と言われています。

マリヤーリーとは”マラヤラム語を話す人”という意味でマラヤラム語は南インド・ケララ州の言語です。

私は1995年からスリランカのアーユルヴェーダの調査を始めました。

当時まだ日本ではアーユルヴェーダという名前さえ知らない人がほとんどでした。

スリランカに渡り、コロンボにあるアーユルヴェーダ大学を訪ね医師から話を聞いたり、アーユルヴェーダクリニックやリゾートを訪ねていました。

その中で感じたことは「スリランカのアーユルヴェーダはエステみたいだ」

「アーユルヴェーダはこの程度のものなのか?」と思いました。

スリランカに何度も足を運び約一年調査をしていましたが仲良くなったドイツ人の耳鼻咽喉科の医師から「アーユルヴェーダを学びたければケララに行け!」とアドバイスされたのが、ケララでアーユルヴェーダを学ぶきっかけになりました。

もし、ドイツ人医師と出会っていなければ私はアーユルヴェーダを仕事にしていなかったと思います。

《ケララ伝承アーユルヴェーダとスリランカ式の違い》

大きな違いはケララのアーユルヴェーダは治療目的。

スリランカはエステティック風と言えるでしょう。

アヴィヤンガ(オイルマッサージ)をみてもスリランカではソフトな感じで、ケララではダイナミックな施術です。

実際にスリランカからケララに難治性疾患の治療を受けに来るスリランカ人も多く、数年前まではスリランカのマッサージャーもケララにテクニックを学びに来ていました。

治療法で言えばナヴァラキリやピリチルはケララ発祥で北インドでも施すクリニックは少ないです。

あと、アーユルヴェーダの治療では薬品のクオリティが重要ですが薬品にはオイルだけでなく薬用酒、丸薬、粉末剤、タブレット、ハーバルギーなど様々なタイプの薬品を使います。スリランカには薬品の種類が少なくインドから輸入して使っています。