アーユルヴェーダオイルの酸化について

卒業生の方が日本で販売されている、また個人輸入したアーユルヴェーダオイル(インド・スリランカ製)を酸化度試験紙で調べたところ、ほとんどのオイルが酸化していたとの報告を受けました。(中には酸化度が低いものもあったようです。)

試験紙

下 試験紙が緑色左二つ 手作りオイル 酸化度ゼロ

試験紙

他、インド&スリランカ産オイルの試験紙が黄色なのは酸化している状態を示し、オイルは酸化すると過酸化脂質(活性酸素が多く含んだ脂質)に変化します。

病気の90%は活性酸素が原因と言われ、この過酸化脂質は細胞やDNAに傷を付ける発がん性がある恐ろしい物質に変化します。

インドの薬事法ではアーユルヴェーダの薬品は製造年月日から3年が使用期限と定められています。

私がケララに行った際に製造年月日が新しいオイルを探し酸化度を調べましたが製造年月日がわずか3ヶ月前のオイルでも酸化している事実に驚きました。

原因は以下の通りいくつか考えられます。

①容器の問題

・プラスチック容器は空気の流通があります。

(化粧品メーカーの優劣は容器にどれだけ気を使っているかで判断できます。)

・製造元での保存状態と日本までの郵送中での酸化。

・輸入業者が保管にプラスチック容器を使っている。

・販売の際もプラスチック容器

②胡麻油そのものの問題

日本の太白胡麻油は工場で胡麻を絞ってすぐにパッキングされますのでその時点では全く酸化していません。

その後も保存状態が良ければ酸化するにはある程度の時間を要しますがインドやスリランカでは胡麻油を絞ってからの保存もプラスチック容器が主流で、そこからアーユルヴェーダオイルに作られるまで既に日数が経ち、酸化が進んでしまっていると推測できます。

私がインドで購入したオイルがわずか3ヶ月前のものであっても酸化していたことを考えると②が根本的な問題であり①は酸化を加速させているものと推測出来ます。

また、私は過去に医薬部外品や化粧品の機能性の分析の研究所に勤めていた時期がありますが、今日作った化粧品と1ヶ月前に作ったものとでは酸化度が全く異なっていました。

油脂を使用する製品は鮮度が生命線であり、それは効果の強弱の違いでは無く、無害と有害、薬と毒、この違いになります。

最近、この情報が徐々に広まり、他のスクールを卒業された方々からもオイル用ハーブへの問い合わせが来るようになりました。

日本のアーユルヴェーダはオイルのクオリティが問われる時代に入って来たようです。

従来の手作りオイルは作ってから6カ月経っても冷暗所に遮光瓶で保存しておけば酸化しておりません。

安全性をお客様にお伝えして頂くのが良いかと思います。

また、アーユルヴェーダオイルだけでなく、日常使われている化粧品やオイル類の酸化度をを調べ品選びをされることをお薦めします。

加熱油脂劣化度判定試験紙の購入先

https://item.rakuten.co.jp/yokyok/tat-005/